屏風絵の見方@円山応挙展 |
2013年3月1日から4月14日にかけて、愛知県美術館では円山応挙展が開かれています。 ちょうど特別展担当の学芸員さんから、お話しが聞ける機会があったので、紹介しよう。 屏風絵は本来、平らに伸ばした状態で見るものではなく、Wのように立てられて鑑賞されるものですね。 そして正面だけではなく、斜め方向からも鑑賞されるもので、応挙はそのあたりを考慮して平面的な画をグッと立体的に見せる工夫をしていたそうです。館内の写真撮影はできないために、「鑑賞ガイド」の「雨竹風竹図屏風」を切り抜き、屏風同様にW型に折り曲げてみます。 左手前から斜めに、矢印の方向へと目を移すと、雨でしなった手前の竹が寄りかかってきたり、奥のは向こうに倒れかけ、驚くほどの立体感が立ち上がってきます。 この3D的表現を使った「雨竹風竹図屏風」、雨にぬれた竹葉の重みだけではなく、湿った空気や風の音までも伝えてくれるかのようです。 みなさんも機会があれば、ぜひどうぞ~!! |
by crazylovers
| 2013-03-03 17:56
| Museum
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