松崎遺跡 |
東海市にある松崎遺跡をご存知でしょうか?ここは古墳時代から平安時代にかけての製塩土器や貝殻などが出土する遺跡でした。 前に近くを通ったときには調査中でしたが、その跡地に小さな公園ができ、パネルも展示してありました。ここで作られていたのは、こんな土器に入った塩でした。 当時の潮はこの器のまま出荷していました。ただ、地面に刺していた尖った部分は折ってから出荷していたので、この尖った部分だけがあたりの畑なんかに転がっていました。 あたりの畑にはまだこうした土器が転がっていました。きっとそんな時期に焼かれたものなのでしょうね。 お隣の知多市の博物館にも松崎遺跡の土器が展示してありました。 知多半島では至るところで、こうした製塩土器の尖がった部分を見ることができます。 |
by crazylovers
| 2014-11-10 13:48
| Museum
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Comments(2)
知多や渥美周辺は製塩関連の遺跡が多いですよね。
海藻図鑑を作ったときに藻塩のことを調べていて この地域の製塩土器などの詳しい解説がネットにも出ていました。 当時と今の海岸線は変わってしまっていますが あるいは海岸でそういうものが出てくる場所もあるでしょうね。
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beachcomberjp at 2014-11-17 20:29
尚さん、
海岸線を比較すると、名古屋に近い方では、海岸線は当時よりも沖へ沖へとかなり移動しています。けれども、河川が数多くの遺跡を通っているようで、知多半島のいくつかの浜辺で製塩土器の破片を確認しています。ここ日長でも出ていますし、南知多ではザクザク出る場所もありますよ。 |
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