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どこに出かけるのにも、カメラが手放せないわたし・・・
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「苔とあるく」

 久しぶりにドキドキした本があった。
 それは田中美穂さんの「苔とあるく」
 本屋の棚に、かわいい和ピンク色をバックに、タイトルの文字が光る背だった。
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 中を開けば・・・気になる本作りがしてある。
 わたしの好みだ。
 苔なんていうマイナーなモノを普及させようとしているのだが、リキんだところがない。
 あ、わたしでもできる。そんな感じでまとめてある。
 コレは苔を例にした普及活動、いや布教活動のハウツー本でもある。


 かく言うわたしも、その布教活動により、苔を気にするようになってしまった。
 朴葉を採りに行った通り道、道端にあった古窯跡から崩れてきた陶片を苔の上に置いてみた。
 室町時代に焼かれたと思われる古瀬戸と苔との古ラボ・・・
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 この本の帯には鋼ある「すぐ、そばにある、きれいでおもしろいもの。」「胸がときめき、わくわくする 暮らしのなかの、小さな理科体験」・・・言えてる。
 ステキな本です。ぜひ、本屋さんで見てください。
 気に入ってレジに向かった人は、わたしの仲間です。
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by crazylovers | 2008-05-31 21:17 | books | Comments(6)

くにゃぁ~~

 名古屋空襲跡地のハケ、ハケとは言っても、ブルトーザーで均されていたために、はっきりココだと断定できないのがつらい。
 そのため雨後の表面採集が楽しみになる。
 これがその現場写真・・・強い雨が表面の泥をきれいに洗い落としてくれた。
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 さて、持ち帰ってから、じっくり洗い歯ブラシで凹みの泥も落としてみたが、そんなに雰囲気は変わらない。
 やるなぁ~雨!!
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 この壜、割れてから熔けた壜だ。
 割れて口から肩の下あたりまでが残り、それが熔けてこんな形になった。
 ハケのものか、空襲で焼け落ちた家にあったものかは分からないが、何かを語りかえる壜だね。

 空襲によっておきた火災で熔けたと思われる壜は、この地域に広く分布しています。
 ガラスは熱に弱いので、ほとんどは全く原型を留めないほど熔けきっていますが、稀にこうした壜の原型を思い浮かべることのできる壜を見つけると、ついつい拾ってしまいます。
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by crazylovers | 2008-05-29 11:34 | 名古屋空襲資料室 | Comments(2)

はじまり、はじまり!

 最初の一個が真っ赤に実りました。
 我が家の庭に実ったラズベリー、年に2回ほど実をつけるのですが、初夏のシーズンがはじまりました。
 ラズベリーは採ったモノを冷凍庫に貯めておき、500グラムほどになったところで、ラズベリーソースにしています。
 コレをバニラアイスクリームやヨーグルト、それに蕎麦粉のパンケーキに添えると美味しいんだよな。
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 うれしい季節のはじまり、はじまり。
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by crazylovers | 2008-05-28 23:43 | foods | Comments(0)

朴葉の季節!

 いま、近所の山は新緑の季節!
 このところの雨と、日照で、木々の葉もぐいぐい伸びる!
 ずんずん伸びる!!

 それじゃぁ、朴葉採りの季節だぁ~!!

 見上げれば、重なった朴葉の影がかわいい模様を作る。
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 さて、洗った朴葉をどうするか?
 それはもちろん芳香漂う器だね。
 酢飯の上に、錦糸玉子、煮込んだ乾し椎茸、小鯛の笹漬け、しょうがなどを載せ、包んでいく。
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 これは朴葉寿司、この時季の定番料理!!
 いっぱい作る。
 それでも子供たちが一気に食べつくしてしまうからね。
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 包み終わった朴葉寿司を蒸篭に入れ、葉っぱの色が変わるくらい・・・およそ2分ほど蒸かす。
 こうすると、朴葉の匂いが酢飯に移り、何ともいえない風味。
 蒸しあがったものを冷ましていただくが、3日ほどならこのまま持つ。
 でも、美味しいからすぐに無くなってしまうのだけど。
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 20個以上作ったのに、もうその日のうちに無くなってしまいました~!!
 わたしの母方の在所、長野県木曾郡の郷土料理です。
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by crazylovers | 2008-05-27 22:51 | foods | Comments(4)

げんろく・コノスジ定量

 雨が降ると、気になるハケがある。
 それは名古屋空襲の遺物を多く含んだ、道路拡幅工事に向けた立ち退き跡地。
 5月24日午後から降り始めた雨は夜半になると、屋根を叩く音が聞こえるほど。
 そんな雨音を聞くと、わたしの脳裏では、土が流されて、かわいい壜が顔を出しているのではないかと・・・そんな場面が何度もかすめた。
 50過ぎのオヤジがそんなことを思いながら、悶々として雨音を聞いている・・・我ながら可笑しく思えてくる。

 さて、25日は昼前に雨が上がってきた。
 昼飯を喰ってから出かけようかとも思ったが、ハングリーな気持ちのほうが壜探しには良いのでは・・・と、喰わずに出かけた。

 25日は美術館へ国展を見に行くことがメーンイヴェントだったが、折からの雨上がり・・・ということで、主客逆転・・・と言うより、本末転倒・・・と言うべきか。

 大いに期待をして出かけたが、冴えん。
 30ミリ以上は降っており、雨の量も申し分なし。、
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 空き地にはしっかり水溜りができるほど。1時間近く時間を費やし、くまなく見回ったつもりだが、欠片ばかりで目ぼしいものは何一つ見つからなかった。
 やはり資源の枯渇が原因だ。そして、その原因はわたしである。


 諦め半分で、ブルトーザーが削っていない所を見直してみた。
 すると何かある。棒切れでほじくったら、こんなのが出てきた。7センチほどの透明なかわいい小瓶だ。嬉しいサイズだね。
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 その後も30分ほどあたりを舐めるように這いずり回り、欠片など数点を袋に入れ、美術館へ向かった。でも、そのまま直行ではなく寄り道。壜を洗いに柳原商店街の例の公園へ!
 この壜を洗ったら、何か出てきました。それはタイトルにもある「げんろく・コノスジ定量」と、両側にエンボスされたモノだ。
 やったね。げんろく壜だぁ~!!
 この壜に関しては、mimi-dikonさんのサイトに詳しい。

 このハケは、戦前のモノが数多く含まれているので、ある程度使われた年代が分かる。昭和20年以前には間違いない。

 残念ながら、この壜は完品のようだが、なで肩の部分に大きなひび割れがある。
 寒い冬の夜に・・・ピキーっと音を立てて、割れる可能性が大きいのだ。
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 それでも、げんろく壜、かわいいやつです。
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by crazylovers | 2008-05-26 15:10 | 名古屋空襲資料室 | Comments(6)

アイ・ラブ・マルゼン4・Mつながり

 この丸善シリーズも今日で一区切り。
 今日は特別なものは何もない。
 名古屋には昔3Mと呼ばれたデパートがあった。
 それは、松坂屋、丸栄、名鉄の3デパート!!今はそれに三越が加わり4Mとも言われる。

 今でもそうらしいが、栄にある松坂屋には丸善の書籍売り場があった。
 子供のころ、ここで買ってもらった本には、松坂屋のシールが貼ってあった。
 カガシクリームでも分かったことだが、Mつながりの丸善と松坂屋は縁が深そうだ。
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 さて、メモ好きなわたしはフィールドノートが手放せない。
 数々のフィールドノート遍歴を経て、今はA6サイズのノートに落ち着いている。
 数年、モレスキンの方眼ノートを使っていた。紙質もまずまず、そしてしっかり硬い表紙は、立ったまま手に持って書いても使いやすく、ずっと使えると思っていた。ところが広く売られるようになり、どこでも見かけるようになると品質の低下が目立ってきた。それは背割れで、表紙の黒いレザーが割れてきたのでガムテープで補修して使い終えた。
 そうして戻ってきたのが丸善のダックノート。昔はなかったこのサイズがちょっと前に作られはじめた。
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 サイズ的にはオッケー、そして紙質も良く、ペンの滑りも問題ない。
 惜しむらくは、表紙がちょっと柔らか、モレスキンにあるポケットがない、それと方眼の印刷がちょっと濃いのだ。この三つがクリアーできたら、わたしにとって最高のフィールドノートになるのだが・・・何とかなりませんかね丸善さん。
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by crazylovers | 2008-05-25 14:42 | books | Comments(0)

アイ・ラブ・マルゼン3・カガシクリーム・つながる繋がる!

 怒涛のマルゼンシリーズ、ここまで来るとは思わなかった。
 今回は瓢箪からコマ・・・なのですが。

 さて、名古屋空襲の熔けたガラスを見て歩くようになって、いくつかの壜底を見てきました。
 そんな中で疑問に思ったのがコレだ。
 底にシ・ガ・カとカタカナで陽刻された壜。
 シガカ?ガカシ?カシガ?読み順は三通り。
 これって、滋賀か?画家氏?樫が?
 どれをとっても、しっくりこない。
 この壜底を見たのは数個もあった。
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 そのくせ、乳白色のクリーム壜の全貌には程遠いものがあった。


 その壜の全貌が明らかになったのは、やはり雨の後!ほらね・・・!!
 やっと掘り出しましたよ~!!
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 洗ってみたら、縦長で口の小さくなった、プロポーションの美しい壜でした。
 これまで欠片しか見てこなかったモノの、全体像が見られるのは嬉しいこと。
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 しかし、疑問の残る壜底の暗号は解読されないまま・・・!
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 昔は右から左に文字を読んだのを思い出した。
 すると、シカガ?ガシカ?カガシ?
 でもこれでも、鹿が?餓死か?加賀市?
 とりあえずカタカナ+クリームで検索、するとカガシクリームでヒットあり!
 昔の新聞広告にあった日付は、昭和5年10月26日、それに昭和13年にも・・・つまりは戦前のモノに間違いなし。
 そして・・・愛知看板の作った昔の看板にカガシクリームがあった。
 でも、活字ばかりで実体の手がかりなし。


 ネット検索はそんなに好きではないので、残るはこれまで培った人脈などを、カンで探りながらフル活用!
 そんな中である人物を紹介された。名古屋在住のC氏とでも、しておこうか。
 名古屋市東区内の喫茶店でお会いしたC氏に、壜を見せたところ、彼は笑いながらカバンから小箱を一つ取り出した。
 それが何とカガシクリームの外箱!そして中にはピカピカのニッケル鍍金もまばゆいクリーム壜!!静かな喫茶店の中でわたしはスゴイ~!!と叫んでしまった。
 さすがに中身は入っていなかったが、中身が入っていても不思議ではないほどの状態!
 こんなモノの存在に、驚いてしまいました!まるで博物館の収蔵庫に眠っていたようなモノだったのです。
 そして、もっと驚くことが!!帰り際、C氏はわたしに「この壜、あなたに差し上げます。この壜が無ければ会うこともなかったでしょうし、こんなに喜んでもらえるのですから・・・」と、手渡してくださったのです。
 壜と一緒にお写真を・・・とお願いしたのですが、それは固辞され「では、ごきげんよう」と言って帰られました。


 それでは、C氏から頂いたカガシクリーム、とくとご覧あれ。
 外箱の蓋部分がコレ!カガシって、案山子だったのですね。
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 驚いたことに名古屋で最古のデパート松坂屋のマーク、このカガシクリームはOEMで松坂屋ブランドにもなって、松坂屋で売られていたようです。
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 そして、反対側にはコレ!
 よ~く見たら、何とMARUZENとあるではありませんか!
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 壜には煌くニッケル鍍金の蓋、それに松坂屋・いとう呉服店特製のシール!
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 こっち側には、KAGASHI CREAM FOR THE SKIN MARUZENとある。
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 上手くいかないときには、いくら断片的な資料が集まっても、何もつながらない。
 けれど、今回のように奇跡的につながることもある。
 外箱には、丸善化粧品部謹製 五十銭とあった。

 わたしが名古屋空襲遺跡でいくつもの壜底を見たのは、きっと松坂屋が丸善製品を販売していた影響が強いのだろう。
 そういえば、子供のころ松坂屋に入っていた書店は丸善だった気がする。

 丸善との因縁が、これだけ続くのは、何だか不思議でもある。
 そのきっかけとなったC氏に感謝。彼と出会えなければ、マルゼンとのつながりも分からなかったのだ。

 漂着物もボトルディグも・・・一期一会。
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by crazylovers | 2008-05-24 14:14 | 名古屋空襲資料室 | Comments(14)

アイ・ラブ・マルゼン-2

 さて、丸善は第二弾に突入です。
 「あんたは丸善のまわしもの?」かって・・・いえいえ、そんなことはありません。ただ、好きなだけなのです。
 今回は、けっこうボリュームがありますので、そのつもりで・・・。

 円筒形のインキ壜を見つけた現場で、おかしな甕を見つけました。
 土管のような雰囲気のもので、焼き物の甕。直径が10センチほどで高さは20センチ強。
 口にはコルク栓があり、真っ黒く変色していました。そして口元は錆びつき怪しい雰囲気・・・ひっくり返したらどす黒い液体が滲んできましたので、まさか毒物では・・・と思い、記念写真だけ撮っておきました。それがコレ↓↓↓↓↓
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 大雨の降った後、もう一度この甕を見たら、きれいに洗われてこのマークが見えた。
 円の中にはMと、★MARUZENINK★TOKYOの文字が・・・ってことは、このどす黒い液体はインキかも・・・そう思って、丸善の帰りにピックアップしてきました。
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 なかなか風格のある甕・・・と言うか壜ですね。
 上のマークは、注ぎ口の真下にありました。
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 ネットで丸善HPを見ましたが確認できず、検索をかけたら常滑焼のようです。
 そんなわけで、常滑市にある常滑民族資料館に何か手がかりはないかと行ってきました。
 ここはやっぱり常滑焼の資料館、入り口からデッカイ甕がお出迎えなんです。
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 入場無料の常滑民族資料館に記名をして入り、薄暗い資料館の展示をつぶさにみてまわりましたが、土管や甕はたくさんあれども、このインキ甕は見当たりませんでした。
 そう簡単に見つかるもんではないし・・・このまま何処かに行こうかとも思いましたが、気を取り直し受付嬢に尋ねてみました。すると、「しばらくお待ちください」との返事。
 しばらくして登場したのは、学芸員らしいおじさん。
 インキ甕のことを尋ねると、「作っていました。田中製陶所ってところで。展示はしてありませんがモノはあります」そんなわけで実物を見せてもらえることになりました。
 これが収蔵品です。マークは★が・になっていますが、ほとんど同じですね。
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 作りは同様に轆轤引きでした。こうした製品、今の感覚からすれば型に入れて作るのですが、昔は上手な職人がいて、同じ量の粘土で、同じ大きさのモノをどんどん作り出していたのでしょうね。収蔵品は白い胎をしており、釉薬もとろっとした「梅干の甕」に使うような鉄釉がかけられていました。
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 資料館でコピーさせていただいた資料によれば次のようにある(一部省略)
 大正時代になると陶製インキ瓶は丸善アテナインキの容器として大量に出回った。常滑の田中錦二が生産しているが、最初に依頼されたときの記録は無い。
 そして、博覧会への初出品は明治43年の共進会であって、田中錦二が陶製インキ瓶で褒状を受賞し、審査報告でも「食塩釉炻器の日用品」及「インキ」壷の製造の如きは其土質に適当なり」と特筆されている。また、大正11年には銅牌を、昭和3年には銀牌を受賞して段々認識されるようになった。
 ところが、田中錦二は昭和に入って陶製洋酒瓶も手がけるようになる。昭和8年発行の日本窯業大観によれば、「田中錦二 愛知県知多郡常滑町 現状商品 インキ壷(丸善株式会社に納入) 洋酒瓶(ウィスキー、キュラソー等) 陶官 年産額6萬円(50萬本)
 しかし、主力商品だったインキ瓶に対して、その頃丸善インキから出荷停止の支持が出た。容器をガラス瓶に切り替えるためであって、その後しばらく丸善は、田中に対して製造品種転換の為の資金を送金してきたと言う逸話がある。
 (以上は常滑民俗資料館研究紀要Ⅷ、柿田富造 「近代博覧会に見る常滑焼小細工品の流れ」より抜粋)


 このようにして、丸善のインキ甕や壜たちとの不思議な出逢いがあった。常滑の資料館まで足を運ばせるのも、大好きな丸善というブランドが関っているのかもしれない。
 さて、ここでうちにある丸善のインキ容器大集合。もちろん割れたモノは省いてある。
 左側の小ぶりな壜は、前に日長崎のハケで入手した壜で裏にはMの文字しかない。そして口には外側にネジが切ってあるので、戦後のものではないだろうか?
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 さて、掘り出してきた常滑焼のインキ甕は、風合いが良く、何かに使えそうだ。
 かと言って、これにインキを入れるのでもなく、このように花瓶におさまった。口が小さいのでたくさんは生けられないが、一輪挿し、二輪ざしあたりだろう。
 これが見たいと思われたら、ぜひ我が家に遊びに来てください。玄関で季節の花とともにお迎えしています。
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 さて、陶片狂さんのリクエストにお応えして底をアップしときます。
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by crazylovers | 2008-05-23 17:52 | 名古屋空襲資料室 | Comments(10)

アイ・ラブ・マルゼン

 いきなりのおかしなタイトルに驚かれたことでしょうね。
 でも、本当に、丸善が大好きなのです。

 名古屋にある大型店舗で、よく行くお店は、丸善、パルコ、それに東急ハンズなのですが、もしも無くなってしまったら、一番寂しい思いをするのは、丸善ですね。
 名古屋・栄町の広小路沿いにあり、明治屋を鍵の手に囲っている丸善は、子供のころからのお気に入り。親が他のデパートへ買い物に行っても、わたしは丸善で、本などを立ち読みしながら待っていました。

 今でこそ、アマゾンなどで洋書が簡単に買える時代ですが、昔はここにしかありませんでした。そんな意味でも、貴重なお店だったのです。

 さて、ブルーのコロダインや透明な順天堂・大学目薬の壜を見つけた場所で、インキ壜も拾いました。そして途中で立ち寄った公園の水場で泥を洗い落とせば、出てきたのはこの壜。
 こんなに気泡がいっぱいで、壜型のモールド線もはっきりした透明な壜。
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 そして底には、円の中に大きなMと、その上下に登録の文字!
 丸善が出していたインキの壜だったのです。
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 ちょうど、この日は丸善に買い物があったので、万年筆売り場でお姉さんにこの壜を見せ、いつごろのものか分からないかと尋ねた。すると、どこかに電話をかけ始め・・・・しばし電話中・・・そして、「この壜が使われた年代は分かりません。明治時代からインキの製造をはじめ、大正5年から自社製アテナインキの製造を始めました。壜の口にネジが切ってありませんので、かなり古いものと思われます」とのことだった。

 この壜に関する詳細は分からなかったが、丁寧な対応、的確な応えといい、やっぱアイ・ラブ・マルゼン

 さて、このタイプのインキ壜は尚さんのブログでも、ご覧になれます。
 また丸善のインキ製造風景は丸善株式会社HPで、ご覧になれます。
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by crazylovers | 2008-05-22 18:02 | 名古屋空襲資料室 | Comments(9)

雨の恵み!

 5月20日、関東地方はヒドイ雨で電車が停まったり、各地で朝から混乱が続いたようだ。
 東海地方では、前日の夕方から降り続いた雨が20日朝には上がり、庭先のバケツで確認したところ4~50ミリの降雨量だった。ここ数日乾いた天気でカラカラだったが、恵みの雨にもなった。

 この雨で、ちょっと気になった場所があった。それは空襲の歴史を印した熔けたガラスを拾った場所。この雨で表土が洗われ、何か出てこないか・・・?そんな気持ちで午後に出かけた。

 予想通り、雨に洗われた地表には、目薬壜の欠片・・・これまでに幾つもの欠片を見ているが目薬の文字がしっかり出てきました。
 
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 そして瓶ではなく、壜の字も。
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 前に名古屋空襲資料室でも紹介したが、コバルトブルーの壜の欠片や熔けたモノはいくつも拾っている。でも完品は見当たらないので、欠片でも拾い集めていた。
 そんな活動を神様が見ていてくれたのか・・・そして恵みの雨!!
 ついに青い壜との出会い!!
 この壜を掘り出すとき、正直言って怖かった。もしかして反対側がザックリ割れていたら・・・そんなことを考えながら取り出した。
 泥にまみれた壜を指で擦れば、何か文字の陽刻!!
 それを見たら、一気に体内のアドレナリンがドバ~っと放出された感じ!
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 さて、カメラを仕舞おうかと壜を置いたら、なんと青い壜を掘り出した穴から20センチほど横にも薬壜!!
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 こっちは透明な目薬壜だった。
 こうしたものを目の前にしても、いきなり掘り出さずに、状況をカメラに収めてから掘り出す冷静さはあるんだね。でも、これは習慣だろうかねぇ~!!

 もうこの二つの壜が拾えた時点で、この日のわたしは完璧に壊れました。とんでもなく緩んだ顔をしていたでしょうね。
 そして普通なら、カバンに仕舞いこみ、家で洗うのですがそれが待ちきれなかった。
 近所で公園を探してもよいが、それが待ちきれず、よく知っている北区の柳原商店街にある公園まで一走り。公園の水場でバイクのヘルメットも取らず洗い始めたのでした。
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 洗ってみたら、ブルーの壜は「カトウコロダイン」、透明の目薬壜は「順天堂大学目薬」のエンボスがありました。
 これまで、欠片があるからそのうち・・・熔けたのがあるからそのうち・・・そう思っていたモノが一度に二つも・・・雨の恵みでした。

 ちょっと黒っぽいカトウコロダイン、光に透かせるとこうなります。
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 ちなみにこの壜、ジジさんも拾っていますよ。
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by crazylovers | 2008-05-21 20:02 | 名古屋空襲資料室 | Comments(10)